みなさんこんにちは、浜松支店の神谷です。
この度昨晩から出発し、福島県に来ております。
東日本大震災で被害が大きかったいわき市を視察してまいりました。
いわき市全体では、実は震災前より人口は4万人増えて、土地の価格も上がっているそうですが、
今回視察した双葉群というところは
原発事故の放射能の影響により人が生活することができない地域で、復興にまだまだ時間がかかるとのことでした。
放射能というのは基本的にどこにでもあり、誰でも1時間に0.15μSv(マイクロシーベルト)を浴びているのですが、福島第一原発の近くでは、その約70倍の9.5μSvの数値が出て、今回視察できなかった地区もありました。
しかし、必ず高い線量が出るわけではなく、場所によっては平均より少ない0.12μSvのところもありました。
2020年には東京オリンピックがあり、今まで福島に来ていた土木事業の方が東京に流れてしまうかもしれないという懸念もありますが
仮設住宅の基本耐久年数は1年であることや、人数によっては家族であってもバラバラの場所に住まなければならない事も多いそうです。
テレビなどで復興を取り上げられている番組を見かけますが、その裏でまだまだ復興には遠い生活を送っている方、地域があることを知りました。
今回は私情を入れずに事実を伝える事を第一に考えて書かせていただきました。
多くの方に現状を知っていただき、一日でも早くみなさんが元の生活を送られるよう、強く願っております。